株式会社2りんかんイエローハット / 2りんかんアプリ
「2りんかんアプリ」の API を悪用した不正アクセス、会員 317万名分のデータが取得される
最終更新 2026-10-11
概要(公表された事実)
| 公表主体 | 株式会社2りんかんイエローハット |
|---|---|
| 業種 | 卸売業,小売業 |
| 経緯 | 第1報: 2026-04-23 |
| 件数 | 最大 3,179,454 件 最終報(2026-06-19)で特定された件数。第二報時点では「最大 3,455,754 名様分」 |
| 漏えいした情報 | 氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレス、会員番号、アプリユーザーID、アプリパスワード、ポイント残高、車両情報 |
| 含まれない情報 | クレジットカード情報 |
| 報告先 | 個人情報保護委員会、警察(被害申告) |
分類
| 侵入経路 | 自社実装の不備:種類は非公表 アプリの仕組み(API)を悪用した不正アクセスにより、会員専用サーバーの会員データが取得された。API のどの不備を突かれたかは公表されていない |
|---|---|
| MFA | 不明 |
| 委託先・SaaS 経由 | 公表文では触れられていない |
| 原因の公表度 | 一部のみ公表 |
| 判定 | 判定に必要な事実が非公表 根拠: 自社実装の不備とされたが、脆弱性の種類が公表されていない(判定ルール) |
根拠となる公表文の記載
「アプリの仕組み(API)を悪用した不正アクセスにより、以下の会員データが取得されたことが特定されました」侵入経路 の根拠 / 出典
「対象データ数:3,179,454名様分」被害 の根拠 / 出典
何が起きたか(エンジニアによる推定)
この節は公表された事実ではなく、公表文から読み取れる範囲の推定です。
公表文から読み取れる範囲の整理。
- 経路は「アプリの API の悪用」とだけ公表されており、認可不備・過剰なデータ返却・認証回避のどれかは分からない
- 300万件超を API 経由で取得されているので、大量リクエストが検知・遮断されないまま通った可能性が高い(推定)
- 漏えい項目に「アプリパスワード」が含まれている。ハッシュ値か平文かは公表されていないが、再開時に全会員へパスワード再設定を求めている
自分のシステムで確認すること
| 確認項目 | やり方 |
|---|---|
| アプリ向け API が、リクエストした会員本人のデータだけを返しているか | 会員 ID・会員番号を受け取るエンドポイントを洗い出し、別アカウントで他人の ID を指定して拒否されるかを試す。テストにも入れる |
| 1 クライアントから会員データを大量に取得されたときに止まるか | ユーザー・端末・IP 単位のレート制限と、会員情報 API の呼び出し数の急増アラートを置く |
| パスワードを復元できる形で保存していないか | bcrypt / Argon2 などのソルト付き低速ハッシュで保存し、平文や可逆暗号で持たない。API のレスポンスに含めない |
利用者がやること
- 不審なメールや SMS、電話に注意し、心当たりのない連絡のリンクや添付ファイルを開かない
- アプリ再開時は全会員が一斉ログアウトとなるので、画面の案内に従って新しいパスワードを設定する